今更ながら葛根湯の話
2021/05/29
今更ながら葛根湯の話
万能薬じゃないよ、という話。
江戸時代の頃は、何の症状にもとりあえず「葛根湯」を処方する医師を、ヤブ医者という意味で「葛根湯医」と言ったそうです。
それくらいポピュラーで、風邪の時によく効く葛根湯ですが、もう一つ、ソコソコ有名な効用として、肩こりがあります。後頚部の頭側の突っ張る感じにはとても良く効きますが、一つ注意が必要です。
葛根湯は体の熱を増やして、邪気を追い払う(オカルト的な話ではなく、東洋医学的な話)ので、服用で体力を使います。
つまり、生来体力のない方、気虚(虚証)の方には向かないお薬です。
「葛根湯効かねぇよ」という方は、それ用の漢方薬が別途ございますのでご相談ください。
ちなみに当薬局では葛根湯1包50円からの販売でございます。是非!
大阪府吹田市古江台4−2−9
憩いの広場すぐの「ノブレス薬局」をよろしくお願いします。