抑肝散加陳皮半夏の話
2021/07/01
抑肝散加陳皮半夏の話
西洋医学的見知の多い話
抑肝散加陳皮半夏
構成生薬
当帰、川芎、甘草、蒼朮、茯苓、柴胡、釣藤鈎、陳皮、半夏
名前のごとく、抑肝散に陳皮と半夏が加えられた処方です。
不思議、というか当たり前なのかもしれませんが、効能効果も抑肝散と同じく、
虚弱な体質の人で神経が高ぶるものの神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症
なのです。
では、陳皮と半夏はなぜ加えられるのか。
抑肝散を西洋学的に見ると、脳の血流を増大する作用があるそうです。
これによる火照りや発熱などを回避するため、陳皮や半夏により、頭に登った血(西洋学的な血液)を胃腸の方に
落とす狙いがあります。
東洋医学的には気を胃腸の方に回して動きを活性化するのが、陳皮や、特に半夏の性質です。
抑肝散では火照りが強いという人は、こちらが適応になるようです。
ツムラ製で良ければ、当薬局では1包2.5gで60円で処方箋なしで販売(零売)しております。
北千里近くにお住まいの方は、是非。
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