ちょっと突っ込んだ葛根湯の話
2021/05/29
ちょっと突っ込んだ葛根湯の話
ブログに慣れないので、投稿実験に変えて
葛根湯
ツムラ No1(帯色は青)
構成生薬
麻黄、葛根、桂皮、芍薬、生姜、甘草、大棗
麻黄による熱の循環及び鎮咳(「解表」というそうです)、芍薬は抗炎症の鎮痛剤ですね、血(けつ:東洋医学で言う「体の赤い部分」)の不足を改善するものです。
芍薬、甘草、生姜、大棗、桂皮は、体を温めて健胃する「桂枝湯」のレシピ。葛根湯は桂枝湯に麻黄と葛根を足したものなんですね。
葛根もプエラリンとかが薬効の主成分なので、血の巡りをよくするものです。
まぁ、麻黄の解表で体の表の部分から余分な熱を払い、冷えた裏を温め、内側から外側へ熱を循環して邪い気を払うのが、この薬だと思うと、わかりやすいと思います。
次回は多分「葛根湯加川芎辛夷」をやります。
お楽しみに?