十全大補湯の話
2021/06/07
十全大補湯の話
十種の生薬でもやることは2つだけという話
十全大補湯
構成生薬
当帰、芍薬、川芎、地黄、桂皮、黄耆、人参、甘草、蒼朮、茯苓
補血剤の当帰、芍薬、川芎、地黄は「四物湯」の構成生薬ですね。
ほかの生薬は全て「補気」です。
胃腸に効いて気のめぐりを補う桂皮、その他、黄耆、人参、甘草、蒼朮、茯苓はエネルギーそのものを補うものです。
小林製薬「ウィルテクト」こと「補中益気湯」との使い分けとしては「食欲不振」の有無が大きいです、特に胃腸が弱ってなければ、そちらより気力そのものの回復に注力できるのが利点。
当薬局では1包2.5gで100円で処方箋なしで販売(零売)しております。
北千里近くにお住まいの方は、是非。
大阪府吹田市古江台4−2−9
憩いの広場すぐの「ノブレス薬局」をよろしくお願いします。