牛車腎気丸の話

牛車腎気丸

構成生薬

附子、桂皮、地黄、山薬、山茱萸、澤瀉、茯苓、牡丹皮、車前子、牛膝

 

八味地黄丸に車前子と牛膝を加え、利水作用と、補腎、活血作用を強化したものです。

八味地黄丸の症状より、口の乾きや尿の出渋り、腰部や下肢の痛みが強い場合に用いられます。

 

利水を担う車前子は、オオバコの種子で、潰して水に溶くとネバネバした粘液を出します。

粘性の多糖類（水溶性食物繊維）は、利水の他、関節の保護にも類するので、膝の痛みに効くのはこのあたりの作用もあるようです。

また、牛膝もステロイド様のサポニンやステロールを含み、抗炎症性を示し、末端の冷えを改善します。

 

基本的には八味地黄丸の証に同じですが、より口渇や膝の痛み等、尿路に関係のない症状が強かったり、尿の出渋りによる排尿痛を伴う場合などは、こちらがの適応になります。

 

当薬局では１包2.5gで60円で処方箋なしで販売（零売）しております。

 

北千里近くにお住まいの方は、是非。

 

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